Matterport
2024.09.19

『Matterport Axis』でスマホ撮影の品質向上!導入メリットとデメリット

Matterportの導入を、プロに相談してみませんか?

私たちファクトリー・イノベーションは、3次元測定器業界での長年のソリューションセールス経験と知識を活かし、お客様の用途に応じた適切なカメラの選定から、導入後のサポートまで、トータルでサポートいたします。

目次

はじめに

現代の技術革新により、3Dキャプチャやバーチャルツアーの作成が、より簡単かつ手軽に行えるようになりました。その中でも特に注目されているのが、Matterport Axisです。この記事では、Matterport Axisを導入することでスマホ撮影の品質がどのように向上するのか、またそのメリットとデメリットについて詳しく解説します。

Matterport Axisとは?

Matterport Axisは、スマートフォンと連携して3Dデジタルツインを作成できる、専用のモーター駆動式マウントシステムです。このデバイスを使用することで、スマホでの撮影がよりスムーズになり、従来の手持ち撮影では実現できない高品質な3Dキャプチャが可能になります。特に、バーチャルツアーや3Dモデルを作成する際に役立ちます。

主な機能

  • 自動回転機能:スマホをマウントし、Axisが自動的に回転することで、均一でスムーズな撮影が可能。
  • 高精度キャプチャ:スマホカメラでも、高精度でブレのない3Dデータの取得が可能。
  • 簡単操作:専用アプリとの連携で、初心者でも簡単に高品質なキャプチャが実現。

Matterport Axisを導入するメリット

Matterport Axisの導入には多くのメリットがあります。以下では、その主な利点について見ていきましょう。

1. スマホでの3D撮影が簡単に

これまで、3D撮影を行うには高価な専用カメラやスキャナーが必要でした。しかし、Matterport Axisを導入することで、手軽なスマートフォンを使っても、簡単に高品質な3Dキャプチャを行うことが可能です。これにより、予算を抑えつつも、プロフェッショナルな結果を得ることができます。

2. 撮影の精度と品質が向上

Matterport Axisはモーター駆動でスマホを自動的に回転させるため、手持ち撮影に比べて精度が格段に向上します。均一でスムーズな回転により、歪みやブレの少ない3Dデータが生成されます。これにより、プロフェッショナルな3Dツアーやデジタルツインの作成が可能になります。

3. 持ち運びが簡単

Axisは非常にコンパクトで軽量なため、どこにでも持ち運ぶことができます。これにより、さまざまな場所で手軽に3Dキャプチャを行うことが可能です。特に、不動産業や建築業、インテリアデザインなど、現地での撮影が多い業種にとっては大きなメリットとなります。

4. 低コストで導入できる

3Dキャプチャ用の専用カメラは非常に高価なものが多いですが、Matterport Axisは低コストで購入できるため、初期投資を抑えたい企業や個人にとって理想的な選択肢です。これにより、より多くの人々が3Dデジタルツインの作成に取り組むことができます。

5. 既存のスマホを活用

Matterport Axisは、既に所有しているスマートフォンを活用できる点が大きな強みです。新たなデバイスを購入する必要がないため、導入コストがさらに抑えられます。

Matterport Axisのデメリット

一方で、Matterport Axisにもいくつかのデメリットがあります。導入を検討する際には、これらの点も考慮する必要があります。

1. スマホのカメラ性能に依存

Matterport Axisはスマホのカメラを利用するため、最終的な3Dキャプチャの品質はスマホ自体のカメラ性能に依存します。高性能なスマホを使用すればより良い結果が得られますが、古いモデルや低スペックのスマホでは期待するほどの品質が得られないことがあります。

2. 撮影には時間がかかる

専用の3Dカメラに比べると、スマホを使ったキャプチャには時間がかかります。これは、モーター駆動でゆっくりとスマホを回転させるため、広範囲をカバーするための撮影が遅れることがあるからです。急いで撮影を行いたい場合には、効率が悪いと感じるかもしれません。

3. 高度な環境には不向き

Matterport Axisは、基本的にシンプルな環境での3Dキャプチャに適しています。非常に広範なエリアや複雑な構造物のキャプチャには、専用のプロ仕様の3Dカメラやスキャナーが必要になる場合があります。高度なプロジェクトには限界があるかもしれません。

Matterport Axisを導入するべき業種

Matterport Axisは、さまざまな業界で活用されています。特に以下の業界では、その導入が効果的です。

1. 不動産業界

不動産業界では、物件のバーチャルツアーが一般的になりつつあります。Matterport Axisを使用することで、スマホだけで手軽に物件の3Dツアーを作成し、顧客にリアルな体験を提供することができます。これにより、時間や距離にとらわれずに物件を内覧することが可能となり、商談の効率が向上します。

2. 建築・インテリアデザイン業界

建築現場やインテリアデザインのプロジェクトでは、正確な空間の把握が求められます。Matterport Axisを使えば、スマホを使った簡単な操作で現場の3Dモデルをキャプチャし、遠隔地のクライアントやパートナーと共有することができます。これにより、設計や施工の精度が向上し、コスト削減にもつながります。

3. 旅行・観光業界

ホテルや観光地、リゾート施設などでは、Matterport Axisを使ってバーチャルツアーを作成し、訪問者にリアルな体験を提供できます。これにより、オンラインでのプロモーションが強化され、予約率の向上が期待できます。

競合製品との比較

Matterport Axisは他のスマホ用3Dキャプチャデバイスとどのように異なるのでしょうか?ここでは、競合製品との比較を行い、Matterport Axisの優位性を見ていきます。

1. Insta360 Sphere

Insta360 Sphereも、スマホを使った360度撮影をサポートするデバイスです。しかし、Matterport Axisは3Dデジタルツイン作成に特化しており、より高度な空間把握が可能です。Insta360はより簡単な360度撮影向けですが、Axisはプロフェッショナルな結果を求めるユーザーに適しています。

2. DJI OM 5

DJI OM 5は、スマホ用のジンバルであり、動画撮影に特化したデバイスです。スムーズな映像を撮るのに適していますが、3Dキャプチャの精度や用途ではMatterport Axisに劣ります。DJI OM 5は動画撮影向けであり、3Dデータの取得には不向きです。

まとめ:Matterport Axisは誰におすすめ?

Matterport Axisは、スマホを活用して手軽に高品質な3Dキャプチャを行いたいユーザーに最適です。特に、不動産業、建築業、インテリアデザイン業界のプロフェッショナルや、低コストで高品質な3Dツアーを提供したい中小企業にとって、大きなメリットがあります。

ただし、スマホのカメラ性能や撮影時間の問題など、デメリットも存在します。より高度な3Dキャプチャを求める場合や、広範なエリアをカバーしたい場合は、プロ仕様の3Dカメラを検討するのも良いでしょう。

Matterport Axisを導入することで、スマホでの撮影がよりプロフェッショナルなレベルに引き上げられることは間違いありません。コストを抑えながら高品質な結果を求める方には、間違いなくおすすめできるデバイスです。

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私たちファクトリー・イノベーションは、3次元測定器業界での長年のソリューションセールス経験と知識を活かし、お客様の用途に応じた適切なカメラの選定から、導入後のサポートまで、トータルでサポートいたします。

  • 記事を書いた人
    皆川要

    外資系3次元測定器メーカーFAROにて法人営業を担当後、3Dソリューション営業の経験と知識を活かし、ファクトリー・イノベーション株式会社を設立。建設業・製造業・不動産などのDXを具体的な形で提案しています。

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