Matterport
2024.09.20

Matterportクラウドの料金プランを比較|選び方と無料プランで試せること

Matterportの導入を、プロに相談してみませんか?

私たちファクトリー・イノベーションは、3次元測定器業界での長年のソリューションセールス経験と知識を活かし、お客様の用途に応じた適切なカメラの選定から、導入後のサポートまで、トータルでサポートいたします。

Matterportクラウドとは?初心者でも安心の空間デジタル化プラットフォーム

Matterportは、現実世界の空間を3Dデジタルモデルに変換し、簡単に共有・編集できるプラットフォームです(詳しくは「Matterportとは」を参照)。不動産業や建設業、設計業務に従事している人々にとっては、プロジェクトの効率化と透明性を大幅に向上させるツールとなります。初心者にとっても、直感的な操作で利用可能な点が魅力です。

Matterportクラウドを使うメリット

Matterportを利用するためには同社が提供するソフトウェア「Matterportsクラウド(Matterportサブスクリプション)」を契約する必要があります(無料プランあり)。Matterportクラウドを利用することで、現地訪問や図面作成の手間を削減し、どこからでも3Dデータにアクセスできる環境が整います。顧客やチームメンバーと簡単に空間データを共有できるため、意思決定の迅速化が期待できます。

Matterportクラウドの5つの料金プランを比較

Matterportは、ユーザーのニーズに応じた5つの料金プランを提供しています。各プランには利用できる機能やサポート内容に違いがあり、プロジェクトの規模や頻度に合わせて最適なプランを選ぶことが重要です。

プラン名月額料金アクティブ
スペース数
チーム
メンバー数
利用シナリオ
Free無料12名テスト用
Starter1,500円~最大203名iPhone/360カメラ
ユーザー
Professional8,400円~最大15010名個人事業主など
小規模事業者
Business41,700円~最大30050名一般企業
Enterpriseカスタマイズ無制限無制限企業全体での導入

※価格や仕様はメーカーにより適宜変更されます。最新のプラン情報はメーカーサイトからご確認ください

各プランの特徴

Freeプラン:まずは無料で試してみたい人向け

Matterportを気軽に試せるFreeプランは、無料で1つのアクティブな空間を保存できます。初心者や小規模プロジェクトを始めたい人に最適で、Matterportの基本的な機能を体験できますが、アクティブな空間は1つに制限されており、より多くの空間を扱いたい場合は有料プランへのアップグレードが必要です。

Starterプラン:iPhone/360度カメラ専用

Starterプランは、Freeプランの制限が緩和され、最大5つのアクティブ空間を管理できるようになります。個人の設計士やフリーランスの不動産エージェントなど、比較的小規模なプロジェクトを扱うユーザーに適しています。利用できるカメラはiPhoneと360度カメラに限定されます。

Professionalプラン:個人事業主・中小企業

個人事業主や中小企業向けのプランです。チームメンバーを10名まで追加可能で、最大25のアクティブ空間を管理できます。Matterport Pro3 / Matterport Pro2を利用したい場合はProfessionalプラン以上を契約してください。

Businessプラン:一般企業向け(おすすめ)

一般的な企業が利用すべきプランがBusinessプランです。50名までがプロジェクトに参加可能です。
一般的な企業においてデータの安全を確保することは重要です。セキュリティが担保された状態で運用するために利用者はID・パスワードを使ってMatterportクラウドにログインしましょう。Businessプランは50名にID・パスワードの設定が可能になります。

Enterpriseプラン:企業全体での導入を考えている方向け

Enterpriseプランは、企業規模での導入を前提としたプランで、保存空間数やチームメンバー数に制限がありません。大規模企業向けの特別なサポートやカスタマイズオプションが提供され、要件に応じて個別に見積もりが行われます。またEnterpriseプランはSSO(シングル・サインオン)を使った運用が可能になります。

プラン選びのポイントと基準

使用するカメラによる選定基準

Matterportクラウドのプランを選ぶ際に考慮すべき要素の1つが、使用予定のカメラです。例えば、Matterport Pro2やPro3といった高精度カメラを使用する場合、より多くの空間データを管理する必要が出てくるため、無料プランではなくProfessional以上のプランが推奨されます。工事現場や工場など一般公開できないスペースを運用するのであれば社員数を考慮しBusinessプランを必ず契約してください。

チームメンバーや共同作業者の数に応じた選定基準

チームでの利用を考える場合、プランによって追加できるメンバー数が異なります。10名以上で共有するならBusinessプランやEnterpriseプランを選んでください。チームメンバーや共同作業者は社内の人間に限りません。協力会社やクライアントと簡単にデータの共有・切断を行えるのがMatterportのメリットです。

プロジェクトの規模と頻度を考慮した選び方

プロジェクトの頻度や空間の複雑さもプラン選定の重要なポイントです。短期間で多くのプロジェクトを行う場合や、広範囲な3Dデータを扱う場合には、保存空間数に制限のないEnterpriseプランが適しています。

無料プランでできることと制約

Freeプランで試せる基本機能

まずはMatterportを試してみたい方におすすめなのがFreeプランです。1つの空間を管理でき、基本的な3Dスキャンや空間の共有機能が利用できます。初めてのユーザーにとって、Matterportの基本操作やクラウド上での管理方法を学ぶ良い機会となります。

FreeプランはiPhone・360度カメラ(リコーシータ・Insta360)のみが利用可能です。
これらのカメラは手軽に入手できますが一方で撮影の際に若干のコツやテクニックが必要になります。
Freeプランを契約した後、うまく撮影ができない場合はファクトリー・イノベーションへご相談ください。オンラインで操作指導を行っています。

無料プランの制限事項と有料プランへの移行タイミング

Freeプランは、1つのアクティブ空間に制限されているため、複数のプロジェクトを同時に管理したい場合は、StarterプランやProfessionalプランへのアップグレードを検討しましょう。また、共同作業や複数のメンバーとの連携を求める場合も、早めに有料プランへ移行するのが得策です。

まとめ|最適なプラン選びでMatterportのポテンシャルを引き出そう

自分に合ったプランを見つけて効果的に活用しよう

私たちファクトリー・イノベーションはMatterportクラウドの導入に際し適切なプラン選定のお手伝いをしています。Matterportクラウド契約の前にお気軽にご相談ください。

Matterportの導入を、プロに相談してみませんか?

私たちファクトリー・イノベーションは、3次元測定器業界での長年のソリューションセールス経験と知識を活かし、お客様の用途に応じた適切なカメラの選定から、導入後のサポートまで、トータルでサポートいたします。

  • 記事を書いた人
    皆川要

    外資系3次元測定器メーカーFAROにて法人営業を担当後、3Dソリューション営業の経験と知識を活かし、ファクトリー・イノベーション株式会社を設立。建設業・製造業・不動産などのDXを具体的な形で提案しています。

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